安倍首相の日帰り検査入院のニュースが話題になっている。
持病の潰瘍性大腸炎を含めた定期診断とのことで、
健康を大きく害しておられるのではないと発表された。
実は、当団体の役員メンバーに、安倍首相と同じ潰瘍性大腸炎を
中学生の時に発症、以来、この病と長い付き合い(闘病)をしている者がいる。
外見からは全くその大変さは、分からない。
しかし、発症した当時は、病名すら定かではなく、今は国からの難病指定(指定難病)で
経済的にも支援を受けることが出来る。
発症当時は、毎月、高額な入院治療費を必要とし、長く生きることも出来ないと言われていたそうだ。
コロナ禍のさなか、基礎疾患を持った方の感染後の重症化率の高さが指摘されているが、この潰瘍性大腸炎と日々戦っている多くの方々にとって新型コロナ感染は本当に脅威だと思う。
この病は、症状が活動期、寛解期を繰り返す。
病状が悪化する、活動期には自らの免疫機能が暴走して、
常に体内で炎症が起こっている状態になる。この時には、体に普段より大きな負担がかかっている状態だ。
安倍首相が、潰瘍性大腸炎の患者ということで、この難病は世に知られるようになった。
実際の病気について、患者の生活の様子、治療の現状について多くのほかの難病「日本で難病指定されている病は、333種類」と同じようにあまり理解されていないと思う。新型コロナウイルスの感染症には、非常に警戒を要する病でもある。
今、コロナ禍と日本を挙げて、戦っている真っ最中だが、
一般の方々よりもさらに一層、大きなリスクと背中合わせで
暮らしている方々が、私たちのすぐそばにいることを理解し
行動していきたいと思う。
【問合わせ】
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