「台風19号」の被害からの生活再建 その②

台風や集中豪雨などにより、家屋等が浸水した場合、
洗浄や消毒が必要になる事があります。

清掃時に注意すること

① 室内を乾燥させてください。
ドアと窓を全開にして風を通してください。
湿気は、カビを発生させます。また、細菌の多くも湿気を好みます。
食中毒、感染症の引き金とならない様にしましょう。 

② けがを防ぎましょう。
厚手のゴム手袋、ゴム長靴、ゴーグルをつけて眼も保護しましょう。ほこり、カビ、有毒物質を吸い込まないように必ずマスクをつけて、作業しましょう。 

③ 泥や破片を取り除きましょう。
堅い床、壁、金属部分、調理台、シンクなどは水と洗濯石けんや食器用洗剤で洗い流し、泥や破片を取り除きましょう。 

④ 高圧洗浄機を用いると効果的に洗浄できますが、その時も、必ずマスクをつけて、換気に気をつけながら作業しましょう
しめ切った部屋の中では高圧洗浄機の使用は控えましょう。 

⑤ 思い切って捨てましょう。
汚泥に浸水して洗うことのできない家具、カーペット、布製ソファーなどは思い切って捨てましょう。 

⑥ 電気が使えるのであれば、扇風機で部屋の乾燥を早めましょう。 

⑦ 浸水した衣類、布類は熱水洗濯、もしくは 80℃の熱水に10分以上漬けた後で洗濯して、清潔な場所で乾燥させましょう。 

⑧ 今日の作業が終了したら、しっかり手を洗い、シャワーを浴びましょう。 服や体が汚れていると、汚れを持ち帰りきれいな所を汚染することになります。

 清掃時に着ていた服は、汚れていない服と区別して洗濯しましょう。汚れ、細菌を広げないようにしましょう。 

この記事を書いた人
一般社団法人 いのちを守るatプロジェクトJAPAN
代表理事 高貝 正芳

いのちを守る防災プロジェクト実行委員会委員長、
公益財団法人文化教育研究会 評議員 
公益社団法人危機管理協会専務理事(元)

「台風19号」の被害からの生活再建 その①

お家が浸水したあと、
自宅に戻ったときに注意することは? 

① ガス漏れがないか? 確認した後に自宅に入りましょう。
私たちの暮らしからは,欠かすことのできないガスです。
主なものは,LPガスと都市ガスがあります。
便利ですが,火災,爆発,中毒の事故のリスクを常に意識しましょう。

② 停電でない場合は、電気系統は安全が確認できるまでブレーカーを切っておきます。 停電の時は、ブレイカーを切っておきましょう。
電気が通った時に火災が生きない様にしましょう。
通電した時に自宅に誰もいなかったら、
初期消火の対応が遅れてしまい大火災になってしますかも!

③ プロパンガスボンベ、車のバッテリー、押し流されてきた瓦礫など危険物を見つけたら、近づかず、消防署、市町村役場等、専門家に相談しましょう。 

④ 洪水後、日数がたってから自宅に戻った時は、室内にカビが発生している可能性があります。
天井裏、畳の下など見えないところにもカビは発生します。
直ぐにドアや窓を全て開けて、十分上換気した後に
家の中に入りましょう。 
カビの種類によっては、健康を害するものがあります。
吸い込まない様にマスクを着用していきましょう。

⑤ 清掃、消毒が完了するまで、子供やペットは室内に入らないようにしましょう。
けがをしたり、感染のリスクがありますね。 

Flooding

この記事を書いた人
一般社団法人 いのちを守るatプロジェクトJAPAN
代表理事 高貝 正芳

いのちを守る防災プロジェクト実行委員会委員長、
公益財団法人文化教育研究会 評議員 
公益社団法人危機管理協会専務理事(元)