こんにちは、みなさん!
防災ママプロジェクトです。
今日はちょっと真剣な話をしましょう。
東日本大震災から13年が経ちましたが、
被災地ではまだまだ復興の道のりは長いですね。
特に、高齢化が進む中で、避難が難しい「災害弱者」が増えています。
車での避難、新たな選択肢
岩手県釜石市では、大津波警報が発令されたと想定し、市主催の避難訓練が行われました。海沿いに住む高齢者ら約30人が14台の車で高台へ向かいました。
これまでの避難方法は「原則徒歩」でしたが、今回は自動車による避難も試されました。
高齢者の現実
釜石市の佐藤さん(仮名70才)は、左足が不自由な夫誠さん(仮名78才)を乗せ、約600メートル先の高台の避難場所に約5分で着きました。
「徒歩では逃げ遅れるかもしれないし、避難後を考えると車が必要」と話し車での避難を選択したそうです。
車避難、現実的な選択肢に
読売新聞が1~2月、岩手、宮城、福島3県の沿岸37自治体に車避難の是非を聞いたところ、7自治体が「全面的に容認」、23自治体が高齢者や障害者らに限り
「条件付き容認」と回答しました。
つまり、車避難は現実的な選択肢になりつつあるのです。
交通渋滞、新たな課題
しかし、問題は交通渋滞です。
内閣府が12年に行った調査では、震災時に3県の沿岸部住民の6割近くが
車で避難し、うち3割以上が困ったこととして「渋滞」を挙げました。
これに対する解決策が求められています。
渋滞させない取り組みも
一方で、渋滞させない取り組みも進んでいます。
宮城県東松島市は道路を拡幅する予定で、市内陸部に開業予定の道の駅に、
避難場所として200台規模の駐車場を設ける予定です。
避難方法を増やす必要性
専門家の意見として、「地域事情に応じて車避難の可否を検討する一方、人口密集地域では垂直避難が可能な避難ビルの指定やタワーの建設を進めるべきだ」と、避難方法を増やす必要性を指摘しています。
これからも、私たちは一緒に、これらの問題を見つめ、
解決策を見つけていきましょう。
みなさんのご意見、お待ちしています!
防災ママプロジェクトでした。